WEBデザイナーの守備範囲広すぎ

nikkeiBP「魅力ある花形か究極の3Kか?Webデザイナーの明日はどっち?」
http://www.nikkeibp.co.jp/netmarketing/column/web_gemba/060719_14th/

…だが「グラフィックソフト『Illustrator』、画像加工ソフト『Photoshop』はもちろん、ホームページ制作に必要なhtmlやJava(※原文ママjavascriptの誤記か?)などの技術、複雑な動画を実現する『Flash』、画像編集ソフト『Fireworks』などのソフトを使いこなす技術が必須(ケイコとマナブ.net お仕事カタログ Webデザイナー 必要な知識・スキル・資格)」となると、意地悪ではないが、そんなスタッフが本当に存在するのか不思議にさえなる。

はっきりいって「Illustrator」にしても「Photoshop」にしても、完璧に(近く)使いこなすには、かなりの知識と経験が必要である。さらに「html」や「Java(※原文ママ)」となると、想像を絶する領域である。例えれば、絵画・彫刻に秀でたうえ、数学・物理にも優秀という、超レオナルド・ダビンチ級の天才だろう。


ずいぶん前のコラムですけど、ほぼ同じ事考えていたので紹介。

たぶんここであげられている「超レオナルド・ダビンチ級」のことをWEBデザイナーの皆さんは普通にこなしているはず。

もうさすがに限界なので分業しないといけないところにきていますが、クライアントにも営業にも「WEBデザイナーなんだからWEBのことはなんでもできて当たり前」くらいの感覚の人が多く、デザイナーもそれに応えようとしてしまうのが問題。
これはWEBの初期から、WEBデザイナーが一人でさまざまな試行錯誤を行ってページを作ってきた悲しい習慣が根本にあるような気がします。

このコラムで挙げられている以外にも、WEBデザイナーが暗黙の体得を迫られるのが、美しいxmlマークアップであったり、CSSハックであったり、perlであったり、動画編集であったり、3D画像作成であったり、flashのaction scriptであったり、ブログサイトの構築法であったり、印刷の知識であったり、各種OS&ブラウザのバグについての知識であったり、まだまだまだまだあるわけです。
だってできないとか知らないって言えないんですもん。冷静に考えたらほんと守備範囲広すぎます。

AJAXバリバリのサイトをサンプルに持ってこられて「こんなの作れませんか」とか言われたら、さすがにめまいがしますが、ALLABOUTとかで調べてなんとかやってみようとしてしまうのがWEBデザイナーなのです。無理ですけど。