プラネットアースにおけるチンパンジーの共食い映像

昨日は飯食ってるときにNHKプラネットアースのチンパンジー共食い映像見ちゃってちょう気分悪くなりました。いや別に食ってもいいんだけどね。
縄張りを荒らすよそ者に息を潜めて接近し、一斉に襲いかかって集団でなぶり殺す様はやくざの抗争のようでした。チンパン怖い。

ところで、プラネットアースのナレーターは上記映像が流れる前に「最近チンパンジーに関するショッキングな映像が公開されました」と前置きしたのだけれど、見終わったあと、この映像をなぜショッキングだとするのか俺は考え込んでしまいました。

さらにいうとチンパンが共食いするシーンのまさに直前で、「このあと、身の毛もよだつ光景が繰り広げられました」というようなナレーションが入ったのですが、それもなんだかすごく違和感を感じました。

なんで身の毛がよだつの?チンパンが人間に近いから?

チンパンジーは子殺しもするし、あまつさえ子供食べるし、種類の違うサルも襲って食べるし、つい先だっては人間を撲殺して顔の皮を食ったりする事件があったばかり。チンパンは凶暴そのもの。握力300kgだそうですよ。

知能が高ければ野蛮なことはしないもんだと人間が勝手に思いこんでいるから、チンパンの共食いがショッキングなわけであって、野生動物のすることに対して身の毛もよだつとか脳天気なこと言っちゃう連中ってのは、クジラ・イルカは知能が高いから保護しようと言っているのとたいして変わらない阿呆だと思います。別にむやみにそれらを殺していいとは思わないけど、人間の思いこみでこの動物はいい、あの動物は悪いとかいうのはすげえナンセンスだと思うんですよ。
逆にね、食べもしないのに殺しをするのは人間ぐらいですよ。殺したら食べるべき!

俺がチンパン映像を見て気分悪くなったのは単に食事中だったからです。

wikipedia:共食い
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E9%A3%9F%E3%81%84